鳩視点

10年後までに家を購入してセミリタイアを目指す兼業主婦

兄の結婚

姉の結婚」という漫画がありましたね。

こちらは、実兄の結婚式話題です。

 

私たち兄妹は倹約家(笑)なので、結婚式については慎ましやかに執り行うのを好みます。

数年前の私の披露宴は、レストランウエディングで控えめに行いました。

ただお料理と引き出物はケチらないこと、衣装は好きなものでと義母が言ってくれ、とても晴れやかにお式を迎えられました。

(両親は新婚旅行と嫁入り道具を揃えてくれ、丸抱えで結婚させてもらいました、とっても有り難かったです)

 

今回の兄の結婚式ですが、両親は私と同じ金額を援助したいと言っているものの、兄自身は慎ましく、ごく限られた人数で行いたいと言っているようです。

結果として両家の援助は有難く受けたいけれど、お式は夫婦の貯蓄で賄える範囲でやりたいと。

援助を新居費用や新婚旅行に回せば今後の生活が楽だよねと、確かにそうだなぁと私も思っています。奥さんになる女性(義姉)も兄と同じ価値観で上手くいってるなぁと感じていました。

 

【費用の問題】

ところがここしばらくで、状況が変わってきたようです。

義姉があちらのお母様と衣装合わせに出かけ、見積もりが100万円上がったと。しかも引き出物やお料理は打ち合わせ前で、今後単価が上がってくることが予想されています。

衣装も値段相応に素敵になっていくので、兄もそれは仕方ないことだと理解しているのですが、増額分をどう調整するかで義姉と兄がもめているようだと母から相談を受けました。

 

どうやら増額分はあちらのご両親がプラスで援助するので、義姉に好きなようにやらせてあげてと申し出があったらしいのです。

 

 よく話を聞くと、元々の見積額も人数を考えるとかなりの高額でした。(私たちの時の半数の招待数で、既に100万円ほどオーバー。今回は更に追加100万円なので200万円オーバーですね)

あまりに高額すぎるので減額調整したい兄と、好きなようにやらせたい義姉一家とで意見の対立が起きてしまったのだとか。

 

どう折り合いをつけたら良いのかという部分で私にまで話が来たのでした。

 

【育ってきた環境が違うから】

可愛い息子(笑)側に立ちがちな母に、いちばん大切なのは、義姉と兄がどの程度「自分たちの貯蓄の範囲で」を話し合ってたのか、という点だと答えました。

二人は長いお付き合いだったのですが、結婚話自体はパタパタと決まり、結納前に式場も早々に契約したそうです。相手の肩を持つ訳ではありませんが、その流れでは兄の気持ちがどの程度義姉に伝わっていたのか疑問です。彼の性格を考えても相手に強く押し付けるタイプではありません。

一方で、義姉は生まれてからずっと実家暮らし、正社員経験もなく最近は家事手伝いをしています。だからどうということもありませんが、どうしてもご実家のお金≒自分のお金という意識になりがちなんでしょう。確かに分相応でと言うけれど、お金がない訳ではないのにどうしていけないの?と思ってしまう義姉の考えは良く分かります。

兄は、新居も義姉の実家近くに構えること、専業主婦でスタートすることから結婚後もずるずる実家依存しないか不安なようです。

 

これは…発言小町2ちゃんねるまとめでよく見る話だ!と違う意味で興奮したものの(笑)お式はお式と割り切り衣装については目を瞑る、結婚生活は別に話し合うのが良いのではと月並みのアドバイスしかできませんでした。

 

【私が勉強になってしまった】

同僚にも学生時代の友人にも、義姉のような女性はいません。みんな総合職、稼ぎたい!という子ばかりです。

このご時世、こういう女性がマジョリティと思っていたのですが、夫の妹や従姉妹、私の従姉妹まで総合職など見当たりません。特に田舎では女性は実家の近くで働き、結婚して家庭に入るのがまだまだマジョリティなのだなと気づいてしまいました。

うっかり「自分のお給料で独り暮らししたことも無いのに、ほいほい100万円単位の増額を親に払わせるなんて甘すぎる。これだから実家依存は困ります」なんて言ってしまわず、本当に良かったです。ご家族の側で育ったからこそ、義姉は私の家族にも太鼓判を押されるほどの大らかな性格で、兄もそんな義姉の人柄をもって結婚を決めたのです。自身がマイナー側である事を意識してよくよく意見する必要があるなぁと学びました。

 

きっと二人のことだから、最後は素敵な笑顔でお式を迎えられるだろうと安心してみています。結婚につきものの、ちょっとしたアレルギー反応話題でした。